負担軽減のために働き方を変えるのもあり

介護の仕事では、様々な働き方が存在している。正社員や非常勤、派遣などだ。正社員はどうしても他の働き方と比べて負担が大きくなってしまうため、どうしてもつらい場合は働き方を変えるのも一つの方法だろう。

そもそも正社員は介護施設に就職をし、常勤として働く。原則フルタイムで、入居型の施設などは夜勤もある。介護職を長く続けたい、資格取得などをしながらキャリアを形成していきたい人にピッタリの働き方である。経験を積んでいけば介護福祉士やケアマネジャーなど、介護現場にとって貴重な存在になれるのもメリットだ。日中は利用者の食事のサポートや入浴介助、トイレへの付き添いなど、高齢者の日常生活を支える。夜中は高齢者が寝ている間に何かトラブルに巻き込まれないか、身体の異常は無いかなどを見守る。異変があったときには看護師や医師に連絡をして、指示を仰ぐ。やり甲斐は大きいが、正社員ということから責任を伴うこともあり、他の働き方と比べても負担が大きくなるのがデメリットだ。
夜勤があまりなく、週に数回働くのが非常勤だ。決められた時間だけ働いて、給与は時給制のことが多い。夜勤を任されることはあまりないが、希望すれば夜勤での勤務も可能だ。その際には夜勤手当がプラスされることが一般的である。介護の仕事をしてみたい、少しずつキャリアを積んでいきたい人に向いている。夜遅くまでの勤務は避けたい、プライベートの時間を大切にしたい人にも人気のある勤務形態だ。
派遣は派遣会社にあらかじめ登録し、登録者の希望に合わせて派遣する施設を選ぶ。派遣会社の担当者と話し合いながら勤務先を決められたり、給与の交渉が出来たりするのが魅力だ。経験がなくても会社で行われる研修に参加して基礎知識を身につけたり、資格取得のための十分なサポートも受けられる。